スクエニのスクで育ったオタク、カービィデビューしました
スクエニのスクで育ったオタクが初めてちゃんとカービィやったよ!ディスカバリー楽しいよ!な記事です。カットシーンの感想や概念の咀嚼にスクウェア(スクエニ)用語が含まれます。
このところ、新作ゲームを買ってもプレイが続かず、実質「ご祝儀」購入になることが増えました。FF7RもメトロイドドレッドもR-TYPE FINAL2も、ちょっとやってそのまんま……。それでも新作がでるのはゲーム世界的にもファンダム的にも喜ばしいことには変わりがないので、ご祝儀覚悟でゲームを買うのも今更やめられません。今作「星のカービィディスカバリー」も、半ばそのつもりでした。
それではご覧ください!お聞きください。
「わたしは、ものしりワドルディにいろいろ詳しく話してもらいたくて、Nintendo Switch Online に加入しました」
ご清聴まことにありがとうございました。
発売日に Switch 買っていながらなんで Online 入ってなかったの、って話ですが、ネット対戦する気ないのをはじめとして特典が個人的に需要少なかったたんです。それが「ゲーム内情報を教えてくれるNPCのセリフを増やしたい」一心でサブスク加入するものだから、分からないものですね(Switch Online 、サブスクとしては良心的価格だけど)。
常春微風の進捗
進捗としては最初のスタッフロールを見たところで、FF14でいうと拡張パッチx.0をクリアした気分。なんとか発売1ヶ月以内にクリアへと滑り込み、カービィクラスタのTLネタバレ解禁に間に合わせることができました。
今後はトレジャーロードとワドルディコンプリートはサブクエ、コピー進化と強化は武器錬成系サブクエ(ところにより沼)、次元の狭間な追加マップはx.3および零式、アルティメットカップ★★は極コンテンツ、アルティメットカップ★★★は絶コンテンツの気持ちでゆるゆるやっていきます。
ネタバレ上等動画予習解禁の常時はるかぜモードで。
ネタバレの(比較的)ないプレイ感想
かわいいが渋滞してる
はいかわいい、もうかわいい。
カービィとの付き合いはそこまで長くなく、楽曲「この星をかけた魂の戦い」目当てにトリプルデラックスを買ったもののろくに進まなかったり、開店前のカービィカフェを素通りして朝のスカイツリーに行ってたり、カフェサントラをほしいものおねだりしていただいたり、フォローさんにファンがいるんでいろいろ受動喫煙してたり、RTAで出走してるのを視聴したり……と触れてはいたものの、あまり深く関わってこなかったんですよね。
カービィ初心者でも初見ワドルディコンプリートできる
スクショの通りで、「落ちない」とか「迷わない」とか「ドリルで全部掘る」「隠し通路を見つける」みたいな慎重に探索すると達成できるミッションがあるステージだと、アクション苦手寄りのプレイヤーでも初見でワドルディコンプリートできたりします。過積載ワドルディの壮観さも相まって、初見でできると嬉しいよね。
ひるがえって、バトル中はカービィを見失うレベルのド下手なので、ボス戦のノーダメあたりはきついですね……
ブリザードブリッヂの戦い
30周年仲間でニヤニヤするところ。これで曲名の方が「ブリザードブリッジの戦い」ならもっとニヤニヤしてたかも。
まだトマト食べてないから食べに行かなきゃ。ノーダメミッションはできるかしら……
こうかいしませんね?(ここよりノーマルクリア推奨)
ここからは、最初のエンディングを見てからの感想や初見プレイ配信などいろいろ見てきた中での感情の垂れ流しをするので、できればプレイして最初のエンディングを見てから読んでいただきたいと思います。
え?3Dアクションは得意じゃない?
そんな貴方に、「星のカービィディスカバリー体験版」というものが存在する。体験版、つまり無料である。ものしりワドルディには会えないが、序盤2ステージとボス戦1体が体験できる。ミッションコンプリートすると進化したコピー能力も体験できるぞ。詳しくは Nintendo e-Shop にて。
「これより……のため、カットシーンが連続して再生されるのに反比例してプレイヤーの時間が止まります」
FF14に
というアナウンスダイアログがあります。
進行すると少なくて20分ほど、長くて小一時間イベントで拘束され、その後展開によっては尾を引くダメージを受けるため、ヒカセンが情緒と睡眠時間に覚悟を決めるときです。
ディスカバリー最初のエンディングを迎えるまでで「14でいうところの『これより物語が(略』だな」と思ったのが、ホワイティホルンズクリア後とレッドガルボス初見クリア以降でした。どちらも、デデデ大王が関わる重要なシーンですね。ホルンズのヤツは、カービィベテラン勢ほど驚愕したのをTLで観測しました。
そして、エンディング後のカットに「to be continued」って出るのを「共通だな~」とすら(14は6.0で一度完結だからそれまで「つづく」テロップが出る)。
じんわり情緒ダメージ
今作の舞台は「文明と自然が融合した世界」。
「ドキドキ発見ドリームツアー」じゃないんだよ
すっかり「それではご覧ください!」がトラウマとして有名になったあの一連のシーン。トラウマの主因たるバトルは到底できそうにないですが、初見の感想で一番言いたいことが渋滞してるのは間違いなくここです。
ワド力(わどりょく)発電
初見であのカットシーン見て一番衝撃だったのがこれでした。画面いっぱいのワド力発電機構。ワドルディを捕らえていた理由に納得がいくところでもあり、新世界文明の「(プレイヤーがメタ的に感じる)倫理感のなさ」が端的に表されてるところでもあります。
「空間転移技術の基礎研究」ができるような技術力を持ってるのに、発電方法が生物によるハム車回しってあまりにも原始的すぎん?!そのハム車もワドルディサイズでシンデレラフィットしてたけど、ナレーションで「原生種(に対する侵略うんぬん)」と言及していた(=自文明と原生種を峻別してる)し、ワドルディとサイズが同じような「原生種」というと……ガルルフィ捕まえて走らせて発電してたとか?!?!「生物学的災害」を一般?公開してた文明だもんなぁ……
期せずして擦られる「30年」
今更ですが、あらためまして「星のカービィ」シリーズ30周年おめでとうございます。
ワレワレの人生をほぼ決定づけて今に至る作品ファイナルファンタジー5もこの冬に30周年を迎えるんですが、FF5本編の時系列でも「30年」は大事な区切りとなっています。
そんなワレワレの耳に入るナレーション「しかし、研究開発から30年……」
思わず脳裏によぎる最推し。具体的には「30年」(+470~500年)の封印実績を持つ、えふえふ世界のウィスピーウッズ()暗黒魔道士エクスデス。そこで擦られるえふえふ情緒があるとは思いもよらなかったよ。
クリスタルの封印に囲まれて「それではご覧ください!」される先生とエオルゼアでまで「道場」周回される先生、どっちがマシだろうか……
獣王からの覚悟、そしてロッシュ限界はベホマを唱えるんじゃない
ローファイノイズの乗った曲に狂気のナレーションからノイズがなくなりボス前の曲へ。情報の洪水からバトル前をつなぐこの流れに感心しつつ、この辺から「あっ、これラストの連戦……」と気づき、覚悟を決めだしました。あと「トマト買ってから来るんだった」とうっすら後悔も。
そこからの連戦は必死でほとんどおぼえてません。
レオンガルフは「キセキの力を授かって夢の大地へ旅立った」のくだりで「ロマサガ2の七英雄みたいなこと言いよる」って思ったし(これはフェクト・なにがしの思念による支配を鑑みなかったので誤読)、フェクト・フォルガはクリア時に個体名をフォルガトゥンしてたし、フェクト・エフィリスにはベホマを唱えかけられました。ゲージが半分以上まで回復したときの絶望よ……
それにしても、ボルケーノファイアのDoTにはたいへんお世話になりました(「延焼」と言いなさい)。
カットシーン「あの世界も、この世界も」
第一声が「ダラガブ!!!!!」
海外の反応集でも「FF7のメテオだ」って声を見かけたんで、同じようなことを連想した御仁はやっぱりいたんだなwダラガブには「中身」があって、それこそフェクト・エフィリスみたいなヤツ(おおざっぱ)だったんですが、今アナタが呼び寄せてるその星にも中にやばい御仁がいましてね……
そう、目の前にいる星のカービィっていうんですが!
からの「無敵に Goodbye New World!」はもう胸熱にならないわけがない。今作が初カービィでも、絶対聞いてるもんね「むてきキャンディー」。海外では「オプティマス・プライムほおばり」なんて呼ばれてたようで、気持ちは分かるwそういや最初のほおばりヘンケイは「くるま」でしたね……一周回ってくる感。
最後の最後のQTEは意外と大変でした。指が保たない。
あの場面、カービィサイドが劣勢だと転移異空間の紫が背景を占め、優勢になるにつれポップスターの明るい黄色になっていくのを見て、ゲーム的にも魅せてくスタイルぅぅぅぅぅ!やっぱProコン欲しいぃぃぃぃぃぃ!!!!とJoyConガチャガチャしながらうなってました。黄色と紫って補色関係にありますよね。
LとD
エンディング見るまでに
マップフィールド名の頭文字をつなげると N-E-W W-O-R-L-D
というネタバレだけ受信してしまい、なんか Youtube で端々に見るまがまがしい初音ミクみたいなサムネを視界から振り切りながら、当時レッドガル禁足地(=R)にいたワレワレは「マップのモチーフになりそうなアレンジ元曲尽きてそうなのに、あと2文字分どうするんだろう……」などと考えてました。ちゃんとありましたね、LとD。
両方とも、エリア突入時のアニメーションが雰囲気バシバシで好きです。特に初突入時のドリーミー・フォルガ。前にいたフィールド曲を引っ張らないので突然放り出された没入感がありました。
そんなドリーミー・フォルガ、ご多分に漏れず第一声は「これなんて次元の狭間」。チェルだけいきましたが、これなんて(略。「マップパーツの再利用」はスマブラX亜空の使者や悪魔城ドラキュラHDといった他作品での使用例もあるんですけど、こればっかりはインプリンティングだからね、しょうがないね。