高知~須崎間を38年ぶりにSLが走る!!
というわけで、SL急行「土佐二十四万石博 一豊&千代号」に乗って参りました☆
動画もあります(3.81MB)のでどうぞ。
さかのぼれば5年前、高知城築城400年記念イベントで高知~土佐山田間を走った「SL龍馬」号……と、わたしは仕事(派遣クエストで土佐山田方面にいっていた)の帰りにすれ違いました。
わたしをのぞくほとんどの乗客が「SL乗車経験者」。バス車内にもかかわらずスタンディングオベーションでSLを見送っていたものです。
そのときはSLかぁ……と他人事で見ていたのですがJRの中吊り広告でこのSLが走ると知り、次にくるのはいつになるか分からんし、とかワレワレどう見ても鉄の端くれです本当にあ(ry(←)だしとか、後付の理由をつけて乗りたいと思ったんだんだからアクションしちゃえ!!ともそもそ動いてみることにしました。
発車1ヶ月前の10月23日(乗車券発売日)、通勤区間途中にある伊野駅で懇意にしている駅員のおばちゃんに「SL乗りたい&記念切符の硬券買いたいけどどうしよう?」と話を持ちかけ、当日仕事のわたしに変わって問い合わせていただくことに。
このときはSLの座席指定券は取れず、記念切手の硬券を手に入れただけでした。
それから時は更に下り、今週の月曜日。前と同じように早めの便で伊野駅で降りたわたしは、ダメ元で同じ駅員さんに聞いてみました。
「キャンセルとかキャンセルとか出てませんか?」と。
そうすると、運良く高知~日下間ならキャンセルが出たよ、という福音が。しかも元々希望日だった今日の分もある、ということでがっつり座席指定を手に入れました。
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と、ここまでが前日談。すなわち、ここからが本題。
やっぱり早めに高知駅まで行ってみると、改札前は鉄道グッズに列を成す鉄ヲタのみなさまとこれから乗車予定の家族連れ、それから普通のお客様と今回のスタッフ諸々でごった返し。
記念に……とNゲージとかナンバープレートとか見てたんですが、ワレワレの財布が大ピンチだったので断念。
二十四万石博のイメージキャラクターである かずとよくん と ちよちゃん も応援に駆けつけます。
(あ、そういや「おおたぐろくん」は?←)
出発式が2番ホームで始まる頃には、いい加減狭い2・3番ホームが更にぎゅうぎゅう詰め。8:29のSL入線を心待ちにあちこちで静止画・動画問わずカメラや携帯のレンズを向ける人が見られます。ぶっちゃけ、わたしもそうなんですが(w
SL入線、わたしは動画で撮ったんですが、いかんせん人混みにまみれて映ってるのがほとんど駅員さんというちょっと哀しい事態に orz
さて、気を取り直して乗車するですよ~
今回やってきたのは「ポニー」の愛称で親しまれる C56型蒸気機関車。JR西日本の梅小路蒸気機関車館で動態保存されている C56160 (C56型のラストナンバー)が海を越えてやってきたわけであります。
諸事情あって、下りの一豊&千代1号では「後ろを向いた」状態で走行し、後ろをディーゼル機関車で押していく形になります。
見に行かなかったんだけど、これが上りになるとお馴染みの丸い顔を前に向けて走るんだろうなぁ。
後ろの客車はスハフ14*3両。後ろのディーゼルさんをのぞいて4両編成になります。
わたしの座席は1号車の後ろの方。ひとしきり写真を撮り、出発を待ちます。
そして、いよいよ出発。
発車の時の汽笛と機関車が動き出す音はマイクを通して客車内にも聞こえるようになっており、いやが応にも盛り上がります。
いつもよりゆっくりとしたスピードで走る車窓には、SLを一目見よう、撮ろうと集まってきた人々が鈴なりでした。
途中上り坂になると、ちょっと馬力が……?がんばれーと心の中で声をかけながら、列車は伊野駅に停車。
車掌さん。車内でも停車したホームでも、子供さんと一緒に撮ったりと大忙しでした。
制服がいつものJRのと違うんだけど、これは……国鉄時代のとかそういう話?
今回SLを運転してるウテシさん(運転士)。ちょっと誇らしげ。
そして、機関室にある蒸気釜も撮れました。開いてるところが撮れたらモアベターだったかなぁ。
昭和14年、川崎生まれのC56のナンバープレート。そして、ヘッドマークです。
そういえば、今回の乗客の中にポニーと「同い年」の方もいました。
先述の通り「後ろ向き」に走っているので、お馴染みの丸い「顔」は客車から見ることができます。
伊野駅を出発して、ごとごとと坂を上り下り日下駅に到着。
わたしはここでお別れ。発車するSLを動画に収め、帰途につきました。
いつもの気動車と違ったリズムとスピードでのんびりした時間を過ごしました。
たまには、こういうのもいいですねー。
コメント
で、私は上り路線で高知に向かうSLを雨の心配がない特等席で(違)眺めてた訳ですが(w
踏切に近づく前にウテシさんが汽笛を鳴らしてくれたおかげで、今回はしっかり先頭のSL~最後尾のピンク色(違?)したディーゼル車両までしっかり眺められました。
いやぁ、しかし線路沿いに群がる人の多かったこと多かったこと…
だからウテシさんも長めに汽笛ならしてくれたのかなー、と思ったり。
普通に「警笛」としてやっていたのが大半なんじゃないのかなぁ。
そうでなくても沿線人大杉だったし。
中にはちょっと近づき過ぎな人も見られたし……
最後尾のディーゼル車はD10だっけな?ディーゼルの機関車ですです。
土讃線だとムーンライト号を引っ張ったりしてますよ。