冷菓のリドルアナこと、本年のゆず庵「世界一すごいパフェ祭」のレポートである。
私事だが、つい先日アイスの提供元である久保田食品に、わずかながら御布施をさせていただいた。
地元スーパーマーケットでは、ハーゲンダッツなどと並んで割引対象外となる久保田のアイス。
ゆず庵ファンならずとも、一度はご賞味いただきたいものだ。
ちなみに、わたしのお気に入りはメロン型シャーベット。63円也。
さて、前置きが長くなったがこの回ではパフェの建造過程をお送りしよう。
一連のレポートを初めて閲覧する方は前書き・材料編も併せて御覧いただきたい。
先のエントリで豪快に搬入されたアイスクリームは、近藤社長の手によってこれまた豪快にパフェの土台として積み上げられていく。
社長含むゆず庵側のスタッフにもワレワレ参加者にも言えることだが、3度目ともなるとたいへん手際がよい。
冷菓ゆえ、時間との勝負なのは自明の理だが、アイスを搬入してから土台が積み上がるまで10分も経っていないのだ。
(第1回の時は、なんと参加者も建造に参加していた。
しかも外の駐車場に冷凍車をバックでつけアイスの搬入を座敷の窓から敢行する、という伝説をこのときに残している)
しかし、聡明なる諸君はもう気づいているだろう。この冷菓の塔が倒壊の危機を孕んでいるのを……
さて、それとはつゆ知らず、もしくは気にせず、近藤社長とスタッフはあまたの具材でトッピングにとりかかる。
パイナップルを器にしたカットフルーツや菓子類が投下される中、近藤社長が自ら切り分けた鰹のたたきを数切れつかみ……
直後、大皿の周囲半径およそ7m範囲が風速25m以上の暴風域となった。
こーのーであいは Warning Warning ♪
つい、かつてのインスタント食品のCMソングをパロディで熱唱したくなるような衝撃。
(オリジナルは Burning と Shocking のパターンでしたな)
先日、web拍手のコメントにて
かつおのたたきは良い。ナマモノだから。けど鳥の唐揚げ!?唐揚げ!!?
……ということで冷夏のリドルアナ期待。金色の最終兵器気になるぅ!
といただいていたのだが、審判の霊樹エクスデスの名においてはっきり申し上げよう。
ナ マ も の だ か ら こ そ 危 険 であると。(このあたりは「攻略編」でもお伝えする)
そこに「鰹のたたきは1人一切れねー」とアナウンスが入る。
つっこむところはそこではないとお思いだろうが、そんなことではパフェ祭の参加者はつとまらない。
パフェの装飾はその後も着々と進み、テーブルから次々と食材が消えてゆく。
なにやら糸を引く白いものがのせられているのを見ているとそれは 山 芋 だったり、何か緑のものが散らしてあると思えばそれは 枝 豆 だったりする。
そして、先のエントリで取り上げたあの金色の最終兵器も直接アイスの上に鎮座し、赤みがかった茶色のソースを身に纏った。
そう、金色の最終兵器とは、ゆず庵の人気料理オムライスだったのだ!
阿鼻叫喚のボリュームが上がったのはいうまでもない。
そうこうしているうちに、かねてよりの懸念が現実と化していた。
誰がどう見ても傾いています。本当にありがとうございました。
などといっている場合ではない。
建造中の今ならともかく、攻略中に倒壊したのでは話にならないし、あらゆる意味で危険である。
そしてとうとう、上層部分は倒壊寸前のところで取り外され、他フロアに移築された。
(この写真のみ、他参加者からの提供である。多謝)
そのような紆余曲折と阿鼻叫喚の果てにできあがったのが、今年の「かつおパフェ」である。
今回の比較対象はピスピこと、プレイステーションポータブル。まず、器の高さで既に負けている。
今回、柱になるアイスクリームが傾きそれを取り除いたことで、高さこそ例年のモノに劣るが
中身は相変わらずとんでもないのは、今までご紹介したとおりだ。
使用アイスクリーム量:175リットル
ノルマ:1人頭約1リットル(お子様はその半分)
かくして、ここ南国の地に冷菓のリドルアナはそそり立ち、
整理券という秩序に則って冷菓の塔の熱い攻略は開始された。
【攻略編に続く】
余談。
今回の写真のキャプションは、リドルアナ大灯台のフロア名のパロディにしてある。