りゅうしゃのくせにおまいきだ:暗黒大樹エクスデスのディナテス密着24時

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(注:性懲りもなくこの文体でDQX日記です。今回はボス戦ないけど、人によってはラスボスよりも手強い物欲センサーとの戦い)

ポポリアきのこ山はプクランド大陸の最北に位置し、その全体に大小様々なきのこが自生……いや、一面が菌糸と胞子と きのこ に支配された、大陸随一の奇観を誇る名所だ。
夜になると、傘を広げた きのこ が色とりどりに発光する幻想的な光景を見ることができるが、アストルティアの旅人達がこぞってこの山に登るのには別の理由がある。
この山の「名所」たるゆえん……それは独自の生態系と、彼らが隠し持つ宝物だ。

黄昏時の草原を、見慣れた一行が山のふもとへと駆け上がる。
彼女たちの顔には、ただならぬ意思が記されていた。

”竜おま!” と。

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時をさかのぼること、しばし。

「いまの水セット、上着に火耐性+15%(後に14%との見間違いだと判明)がついてて竜おまつけたら100%いくじゃん、と思ったけど竜おまさん強いよね……」

発端は、ディナテスのこんな独り言だった。
竜おま こと「竜のおまもり」は、ポポリアきのこ山でのみ生息しているファンキードラゴがまれに落とす、火・光属性のダメージを25%削減する神秘のアクセサリーである。
その実用性の高さから狩りに血道を上げる冒険者はあとを絶たず、欲すれば欲するほど屍を積み重ねてもでてこない、俗に言う「物欲センサー」に泣かされた者も少なくないとか。
標的の強さからしても、レベル50台に踏み入れた中堅冒険者が目指す登竜門のようなものであろう。

「竜おま(のためにファンキードラゴを狩り)に行く」
その言葉を聞いて、チーム・ホームタウンドミナのドラクz……廃j……強者どもが色めき立たぬ訳がない。
二つ返事が次々と返ってきた。

「いこうぜ!」
「どうやら盗賊が必要なようだな(ドヤァ」
「ぼくの おしゃれりゅうおま が火を噴くぜ!」

過日、彼女はこの山へ下見と称して遊山に出かけている。
下見の目的は、ファンキードラゴとの戦いを見越したものであったが……酒場の仲間達とともに戦うには本人の力量は脆弱であり、一戦をかろうじて制したものの這々の体で自宅へ戻ることとなったのだ。
だが、チームのドラクz……廃j…………強者どもが同行をかって出るならば、これほど心強いものはない。
いそいそと最寄りの集落へとルーラストーンを書き換え、パーティ結成への呼びかけと到着を待った。

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時と視界をきのこ山に戻せば、幻灯に照らされ剣を振るう先客達に混じって、ディナテス一行が足下の胞子を巻き上げ駆けていく。
彼女の前にはチームリーダーのイフェルと、盗賊の「仕事」を存分に発揮するであろう じょにー1が前衛の先陣を切り、彼女の横にはチーム随一の魔法使い系女子中学生、りっかが小さな肩を並べる。

じょにー が盗賊の本懐を遂げられるまでは、前衛二人が壁となると同時にイフェルが足止めをはかり、奪取に成功すれば りっかの覚醒魔力から放つ攻撃呪文を主力に殲滅。
ディナテスはそんな3人を、そしてなにより自分自身が死なぬよう全力で回復とサポートを行う。(パーティ内で一番HPが低いのは、ほかならぬこいつだ)
概していえば、彼女たちの対ファンキードラゴ戦法はこのようなところだろう。

これから始まる激闘の前に、ディナテスはとっておきの超元気玉を差し出した。
超元気タイムの黄金オーラに包まれ、4人が眼前の標的に殺到する。

ホームタウンドミナ、エンゲージ!

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それは狩りを始めて間もない、5戦目でのこと。
一同の視線が、一つの宝箱に落ちた。

通常の質素な宝箱ではない。私にもそれとわかる豪華なしつらえは、レアドロップ品の証だ。
まさか……よもや……いや、ちいさなメダルという可能性もあるな……
この時点で、ディナテスの視線は焦点を結んでいない。

期待と緊張を混ぜた異様な空気が、宝箱を中心に一行を包み込む。

果たして箱の中からは、無骨な竜の翼をあしらった装身具が現r
「竜おまきたああああああああああああああああ」
「ファーーーーーーwwwwwwwww」
「ありがとうございます!!!」
「ktkr!」
「レアドロなんていらんかったんや!」2

物欲センサーに感知される間もなく、彼女たちは成し遂げた。
成し遂げてしまった、といった方が良いのだろうか。
爆発した歓喜と興奮は、チームの他メンバーにも伝播する。

「おめーー」
「ありー」
「これはエルマドン3がぶちきれるで」
「がくぶる」
「これで+3に合成してry」
「『おしゃおま』の呪いをかけてやる」

なにやら、穏やかならぬ発言も出ているのだが……
超元気タイムは始まったばかりである。勢いに乗った一行は、

「2個目行くか!」

さらなる修羅の道を突き進んだ。

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ファンキードラゴ同様、ポポリアきのこ山にしか生息していないモンスター、アモデウスが隠し持つアクセサリーに、ビーナスのなみだがある。
「いまの あんたが いちばん みにくいぜ!」といわれて流した涙……ではないが、蒼穹を結晶化させたようなその雫には、風と雷によるダメージを軽減する力があるという。

さて、ディナテス一行は、超元気タイムのオーラが消えたのも厭わず狩りを続けていた。

「丹精込めて盗んだお金(成功するまで粘ったのに、手に入れたのは追加ゴールド)」
「丹精込めて盗んだ小さなうろこ(ファンキードラゴが通常落とすアイテム)」
「死ぬかと思った(正:2回ほど死の世界に行っていたが、その都度天使に呼び戻された)」

など迷言をこぼし、魔法の小ビンを読者諸兄諸姉のいう栄養ドリンクのごとく消費しながら。

そしてまたも、一同の視線が一つの宝箱に落ちた。
2個目のレア宝箱に、1度目の鮮烈な経験がよみがえる。

期待を込めて開いた中には、蒼穹の雫が入っていた。

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竜おま2個はならずとも、十二分に恵まれた結果といえよう。
これを潮時とし、すでに竜おまを持っていた じょにー と りっか は、さらなる付加効果への浪漫を託してヴェリナード城下町にあるアクセサリー合成屋へ、イフェルとディナテスは、初めて持つ無骨な護符の感触を確かめながらそれぞれの帰途についた。

「『おしゃおま』の呪いをかけてやる」

どこからか、再び呪詛のささやきが聞こえる。
2個の同じアクセサリーを融合させて更なる効果を付与し、そのリスクとリターンから「一部廃人におけるラストボス」とまでいわれるアクセサリー合成。
彼らの竜おまがどうなったのかは……星の大地[アストルティア]の女神のみぞ、知る。

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青空に映える桜の内装を施した、桜の木の家で。
ディナテスは自らの頬を、スライムの顔芸かというほどつねっていた。

「へぐふにぇふの ふぬっは はもほひ はほ ほうぉっへ」4

痛みに眉をしかめるならば、夢を見ているのではないと知る5……のであろうが、しばらく放っておくか。

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5戦目で竜おまゲット。それから1時間ちょい後にヴィーナスの涙もゲット。
今回のハイライトはこれにつきます。

5戦目後ドロップしたレア宝箱を見たときは我が目を疑ったけど、あけた時の文字列でキーボードがあらぶったw
ほんまにありがとうございます!!!!1人+サポートじゃ絶対無理だった!
盗賊の「ぬすむ」って、レアアイテムがとれることもあるんですね。アイテム名が緑文字表示でさらに驚いたのでした。

その後、せんれきの討伐モンスターリストをチェックしたんですが、竜おま登山で狩ったのは

  • ファンキードラゴ 36匹
  • アモデウス 6匹

竜おま5戦全部がファンキードラゴ2体パターンではなかったから、竜おま も涙も、一桁討伐数で出てる……!

  1. 2人については過去記事も参考にされたし []
  2. レアドロップ率の上がる錬金効果のこと。ついた装備品は高値で取引される []
  3. 別チームに所属している、メンバー共通のフレンド……のあだ名。 []
  4. 「エクスデスの作った幻かと思って」 []
  5. FF8「Eyes On Me」の一部歌詞より []