暗黒大樹エクスデスのディナテス密着24時:カミハルムイ編

この記事は約7分で読めます。

(注:DQX日記です。今回はカミハルムイのキーエンブレムクエストのお話。多少のネタバレがあります)

心外だ。

某JRの秘境駅(新改:しんがい1)ではないぞ。
カミハルムイ王室の依頼を受け、エルトナ大陸の最果てにある呪われた大地へ暗黒大樹の葉とやらを取りに行くのは良いとして、「えくたん行く?」などと安直に私と結びつけおって。
大事なことだ、もう一度いうぞ。実 に 心 外 だ 。

「『暗黒(魔道士)』で『大樹』だもの。ネタにされない方がおかしいよw」

私の抗議をいなしカミハルムイ領の北部を走るのは、レベル50を向かえたばかりの「高徳の聖職者2」ディナテス。
彼女の属するチーム「ホームタウンドミナ」の面々のうち2人と、酒場で紹介を受けたプクリポ旅芸人の分身(サポート仲間)が、今回のパーティである。

桜色の髪をアップにしてなびかせ、先頭を走っているのがチームリーダーのイフェルだ。
無法者の一揃いを纏い、その背に負う日輪(の棍)が神々しい。
その後をチームの残ね…なイケm……ぐむ、キュアリーfうご……じょにーが続く。
……失礼。こちらも流行の無法者コーディネートで決めているが、腰で鋭く光る爪や短剣から廃j……百戦錬磨の雰囲気を醸し出している。

付記しておくと、私はこの「パーティ」の人数には含まれていないので、あしからず。(何度か書き散らしている「プレスリポーター」形式だ)
話によれば、私と同じ名でこのアストルティアを生きている者もいるそうである。

+++

一行の足下は、桜舞い散る緑野から落陽の黄金へと変わる。
草原の遠景には魔瘴に濁った空、そして、大地につき立つトゲのような巨大な樹影がみてとれる。

「……ごめん、訂正」

呪われた大地を監視するため立てられた集落「がけっぷち村」で一息ついていたディナテスが、殊勝な口調でつぶやく。

「『先生』、葉はいっぱいだもんね。葉がほっとんどない暗黒大樹と一緒にするとか、失礼だったよね」

訂正された気が全くしないのだが……その「ほっとんどない」葉を取りに行くのではなかったのか?
そうでした、と彼女は舌を出し、なにやら別の頼み事を引き受けたイフェルと合流、一行は幾重にも札が貼られた物々しい門をくぐり抜けた。
光の河を渡ったその先は、生者を許さぬ呪いの地。

魅惑のぶどうと最後の一葉

かつて「『どらくえな絵柄のえくたん』を見てみたい」とディナテスの中の人がタイムラインに流したところ、程なくして画像付きの返信が来たという。
往年の私とドラゴンクエストの世界観を知るならば、連想は容易だろう。

その回答例……ウドラーとの戦闘に明け暮れているのが、こちらのアカウントでございます。3
……なにをやっているのだ?

「あ、イフェたんのクエストの手伝い。美容院の新色のヤツだけど、この先行くついでだし」
「ぶどうでないなー」
「混んできたし、もうちょっと奥行く?」
「奥にもウドラー出るかなー」
「あっ、いた」
「のりこめー^^」

たちこめる瘴気をものともせず、戦闘、戦闘、また戦闘。
前に出るとそこそこ手痛いディナテスは、スクルト、スクルト、ルカナン受けてまたスクルト。

どこのカタストロフィ戦4だ。
世に「ザラキ厨」として公式にまで認められた神官がいるというのは有名だが、こやつは差し詰め「スクルト厨」だな……

イフェルが、伐採したウドラーの枝から魅惑のぶどうを手に入れるには、またしばらくの時間を要した。

+++

多少の寄り道はあったが、命枯れた大地とはびこる大樹の根を渡り歩き、一行は暗黒大樹のふもとへとたどり着いた。

「キャーエクターン」

じょにーが投げた歓声……に応えるがごとく、あちこちから異形の精霊が姿を現す。
毒々しい色の葉を身につけたそれらは、ゆるんだ口元とは裏腹の敵意でもって我々を出迎えた。

約2分後。5
番人を退け、暗黒大樹のふもとには静寂が訪れた。
一行が誰ともなしに見上げると、上空から何かが緩やかに舞い落ちるのが見える。
魔瘴にも似た、ただならぬ気配を持つこれこそが、暗黒大樹の葉だ。

ともあれ、依頼はこれで果たせそうである。
カミハルムイの城下町で再び合流することとし、おのおのがルーラで呪われた大地をあとにした。
……なにやら、もさもさと口を動かしつつルーラストーンを探すディナテスを残して。

「さっきの戦闘で猛毒くらって、じょにおたんから毒消し草もらった」

食べていたのはそれだったのか。 ん?…………おまえの職業はなんだ?
そおりょです、と小さく返ってきた言葉は、少し震えが残っていた。

この身にトゲは二つといらぬ:怪蟲への戦火

大いなる力を宿す大樹の一部分……枝や芽、トゲ……は、往々にして特別な力を持つことがある。
「葉」もまたその例外ではなく、世界樹の葉はアストルティアでも力尽きた冒険者を生き返らせ、先ほどまで血眼で狩っていたウドラーは、同胞を生き返らせるため魔界樹の葉を隠し持つという。

見るからにただならぬ気配を放つ暗黒大樹の葉がよみがえらせたもの。
それは50年前に人知れず潜り込み、封じられた魔瘴の刺客だった。

目の前に現れた醜悪な蟲の姿と、振り返れば己をみすみす利用されていたこと、捨てられた都を囲む森が見せた追憶の幻とがない交ぜになり、ディナテスの中から激しい情動がわき上がるのがわかる。

「さ、しばこかw」

行き場を定めた情動は、およそ僧侶らしからぬ啖呵となって戦いの火ぶたを切った。
……直後に天使へと祈りを捧げるのはパーティの生命線を守る僧侶の宿命であり、目こぼしをいただきたい。

+++

虎爪がひらめき、氷をまとった棍がうなりを上げる。
旅芸人の攻撃強化呪文(バイシオン)で高められた前線2人の猛攻は、休むことなく怪蟲を打ち据えた。
また、彼らの手甲に施された防御弱体(ルカニ)の錬金が外骨格の装甲を脆くし、負荷を増やしていく。

しかし、手負いの獣が牙をむくように、魔物も追い詰めれば怒り、激しい反撃を行う。
ディナテスが怪蟲の体に異変を認めて距離を取ろうとしたときは既に遅く、彼女を含め全員が死グモのトゲに穿たれた。

力尽きるものこそいなかったが、大きな痛手であることには変わりない。
深々と刺さったトゲの痛みをおしてディナテスは立ち上がり、呪文の詠唱を始めた。
高めた魔力を複雑な詠唱を経て癒やしの光に変え、光のオーブを大きくしていく。
範囲回復呪文(ベホマラー)だ。

「(覚えたてのこの呪文、いつやるか? ……今でしょう!)」

詠唱が完了しようとした、まさにそのとき。

……イフェルの棍が、聖地を汚さんとする魔瘴の刺客に引導を渡す。
振りかざす日輪に反射した氷のきらめきが、神々しく余韻を残し散っていった。

+++

「ねぇせんせ?」

タンスと木工設備と、内装に不釣り合いなチョコレートの家具。
殺風景極まる自宅の寝床で桜色の鍵章をもてあそびながら、ディナテスは虚空に言葉を投げた。

「暗黒大樹って……なんなんだろうね。安直に先生みたいなのって思ってたけど全然違ったや」

それは「『無』とはなにか」くらいの無意味な問いだろうが……
少なくとも、アストルティアをむしばむ意思を持つ存在であることは明らかだ。
あのネr……「ねるねるねるね6」と意向を同じくするとは限らないが。

「むにゅかしいね……」

時の流れによって、いつか謎は開いてゆくのかもしれんな。

「アレ、絶対中に入れると思ってたのに」

そ れ は な い と思うぞ。

+++

(ここからは中の人の追記)
名前出していいって言ってくれたから、思いきって出した!
いつもヘタレ僧侶を連れ出してくれてありがとう!

暗黒大樹って地名を知ってからというもの、カミハルムイのクエスト日記は絶対この文体でいこうって決めてましたw
ちょうどいい感じに「トゲ」もネタに絡められて、書いてて楽しかったです。先生ごめんね。

実際のバトルは、メンツが強ボスと渡り合うくらいの手練れなのもあり、ボス戦は両方とも安定してました。
そうでなくても根がビビリなので、ひょっとしたらスクルトしすぎ、ホイミ投げすぎだったかも。
ベホマラー決めたかったなぁ……w

残るキーエンブレムはあと2つ。一つは自力でもいけそうなメギストリスなのでアップデート後に行こうかな。
もう一つは難関として名高いドルワーム、天魔ですねw

  1. JR土讃線の山間にある秘境駅で「スイッチバック」のある希少な駅としても知られる。 []
  2. レベル50の僧侶に与えられる称号。肩書きに設定すると立ちポーズが変わる。 []
  3. 実際にいただいた返信は「じんめんじゅ」だった []
  4. FF5冒険ガイドブックの有名な攻略ひとコママンガにある、レビテトと重力100の応酬 []
  5. リアル討伐タイム。この後のボス戦も2分台だった []
  6. タイムラインで見かけたネタバレ回避表記だが、思わず笑みがこぼれるこの表記は秀逸だ。うまい!(テーレッテレー []